運が悪いという人のほとんどは、「人生の目標」に対する強い思いこみがありません。
たとえば就職活動中の学生は、「どこどこを受ける」とはいいますが、「あの会社には何としても入ってやる」という気概を示す人はなかなかいないものです。
これだと「受ける」こと自体が、「目的」になってしまい、「合格」は「希望」に後退してしまいます。
さらにまずいことには、手当たり次第に受けるため、何になりたいのか、目標が拡散してしまい自分でもよくわからなくなってしまう点です。
昔から目標は「者(しゃ)」か「家(か)」にしろ、といわれた理由がここにあります。
ビジネスマンやOLといった普通名詞を目標にするのではなく、役者、医者、編集者、作家、法律家、銀行家、教育家、写真家を目標にせよ、というわけです。
これらの職業は完成された技術・ノウハウと経験が必要な究極の目標だけに、単に銀行員になるより、銀行家のほうが遠く高い目標になります。
仮に銀行員になるのを目標にするならば、途中で挫折して証券マンに転身することもありますし、経理マンになることもあるでしょう。
つまり逃げを打てるのです。
ところが銀行家になるといえば、一生を通じて金融取引の専門家、あるいは経営者になる夢が感じられます。
いずれにしましても、この世で成功するためには、強い思いこみを持つことと、絶えることのない努力が必要です。
そうしないと、幸運の女神があなたの頭上に輝くことはないでしょう。
このため、目標を決めれば、つねにあなたの目の付くところに、大きな文字で記して掲げましょう。
わずかでもそれに向かって進もうとする気が起こります。
そこで運が向いてくるのです。
(参考)
吉田兼好の徒然草から
「一事をかならず成さんと思わば、他のことを破るをもいたむべからず、
人のあざけりを恥ずべからず。
万事にかえずしては、一つの大事成るべからず。」 |


|
|